ラブ島の次は、クルク島に宿泊することにしていた。クルク島の中心地は、クルクなのだが、クルクはホテル数が少なく、6月末にホテルにメールした際には、埋まっていた。クルク島のどこに泊まるか迷ったが、「地球の歩き方」で、クルク島のバシュカBaskaとラブ島のLoparをつなぐフェリーが夏期のみ運行されていると書かれていたので、滞在先はバシュカにすることにした。ラブ島の観光案内所で、バシュカに行きたい旨を伝えると、今は、その便がなくなっていると言われてしまった・・・。えっ！　どうやって行けば・・・。個人でボートタクシーを頼む方法があると教えてもらったが、とてつもなく高くなりそう。そして、思いついたのが、バシュカに行くツアーに参加して、バシュカでdrop offしようと思ったのでした。今まで、どうせクルクに行くからとバシュカに行くツアーを散々無視していたのに、お世話になるとは・・・。

このツアー（150Kn)は、フィヨルドと、ゴリ島、バシュカに行くツアーだ。9:30にツアーはスタートした。ここでも、船内アナウンスは、クロアチア語、ドイツ語、イタリア語だ。まず、船は、南下し、ラブ島に来た時に通ったJablanac（本土のフェリー乗り場）の方へ進んだ。その町の数百メートル南下したところにZAVRATNICAと言われてるフィヨルドがある。船は行き止まりまで進み、そこを旋回して、今度は、本土とラブ島の間の航路を取って、北上して行った。

■ゴリ島（Goli Otok）
ゴリ島に到着したのは、11:30に到着した。1時15分まで滞在できた。港には、出店が２軒ほどあった。この島は、刑務所があったところで、クロアチア版アルカトラズ島と言われてらしい。前日のツアーの説明で、刑務所があったとは聞いていたけど、刑務所しかない島だったのだ。1948年から1988年まで使われていたらしい。開所当時は、政治犯などが多かったらしいが、途中から政治犯以外にも引き受けるようになったようだ。島内で囚人たちが働かされていた工場跡がいっぱい残っていた。島内は、観光列車に乗って回ることもできる。

■バシュカ（Baska)
2時10分にバシュカに到着した。ツアーの人たちは、ここに4時まで滞在できた。人数確認もないので、そのまま降りて、宿に向かった。